宵山万華鏡

著者 :
  • 集英社 (2009年7月3日発売)
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感想 : 845
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京都の祇園祭宵山で起きる摩訶不思議な出来事の数々。

バレエお稽古の帰りに寄り道した宵山ではぐれてしまった姉妹。
同級生の乙川にまんまと騙された偽宵山作戦。
偽宵山作戦に駆り出された人たちの奮闘。
かつて宵山で姿を消してしまった従姉妹と叔父の行く末。
繰り返す日々に悩まされるときに乙川に差し出した物によって助かった画廊。

赤い浴衣を身にまとって、ひしめき合う人たちの合間を泳ぐようにすり抜けていく女の子たち。
ふてぶてしい顔をした妖怪じみた超金魚。

現実のなかに入りまじった奇怪なものたちの世界。

どこからが現実でどこまでが異世界なのか、境界線が曖昧になりつつも、祭りの喧騒を感じて魅力的だった。)^o^(

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015
感想投稿日 : 2015年5月13日
読了日 : 2015年5月13日
本棚登録日 : 2015年5月13日

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