[ 内容 ]
カナダの大学で学生に向け語られた、広い視野からの現代日本思想史前篇。
ファシズム支配下の日本知識人の軌跡を通して「転向」の事実と意味を問い直し、それが日本の精神史を貫く「文化の鎖国性」という特質と通底することを明らかにする。
知識と思想のあり方に反省を迫る独自の日本文化論でもある。
[ 目次 ]
一九三一年から四五年にかけての日本への接近
転向について
鎖国
国体について
大アジア
非転向の形
日本の中の朝鮮
非スターリン化をめざして
玉砕の思想
戦時下の日常生活
原爆の犠牲者として
戦争の終わり
ふりかえって
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
岩波現代文庫
- 感想投稿日 : 2014年10月31日
- 読了日 : 2014年10月31日
- 本棚登録日 : 2014年10月31日
みんなの感想をみる