[ 内容 ]
“わたし”は世界の中心ではない。
“あなた”から語りかけられるときに初めて“わたし”が生まれるのだ。
コーヘン・ローゼンツヴァイク・ローゼンシュトックなど、本邦未紹介の近代ドイツのユダヤ哲学とフンボルトの「双数的」言語論を起点に、プラトン以来2500年の自己中心主義の呪縛を解く。
[ 目次 ]
序章 現代の思想状況と二〇世紀転換期のドイツ・ユダヤ人
第1章 ドイツ・ユダヤ人と啓蒙主義
第2章 関係は関係なきもののあいだになりたつ―ヘルマン・コーヘン
第3章 西洋哲学はモノローグの思考である―フランツ・ローゼンツヴァイク
第4章 モノローグの言語から対話の言語へ―プラトン、オースティン、フンボルト
第5章 対話の一般的構造
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[ 参考となる書評 ]
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
講談社選書メチエ
- 感想投稿日 : 2010年6月5日
- 読了日 : 2010年6月5日
- 本棚登録日 : 2010年6月5日
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