【本の内容】
明治28年生まれの祖母は、著者にとっていつも輝ける星だった。
青山の大病院のお嬢様として生れ、九歳で齋藤茂吉と婚約。
一流を好みながら贅沢を嫌い、権威をものともせず、常に前向きマイペース。
関東大震災、病院の全焼、東京大空襲などの災難を、気骨をもって毅然と乗り越え、89歳で大往生を遂げるまでに海外108ヶ国を踏破。
気高く烈しいその生涯を孫娘が丹念に綴った傑作評伝。
[ 目次 ]
プロローグ 茂吉の「をさな妻」
第1章 輝子と父の物語
第2章 世界百八ヶ国豪傑旅行
第3章 失われた日記
第4章 追憶の輝子
エピローグ 三十年ぶりに見つけた絵葉書
[ POP ]
斎藤茂吉の妻であり、斎藤茂太・北杜夫兄弟の母である輝子は、戦前の東京で威容を誇った「青山脳病院」の一人娘。
ずば抜けたバイタリティーと豪胆さで激動の時代を生き抜いた生涯を孫娘が描く。
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ワンコイン文庫(新潮文庫)
- 感想投稿日 : 2014年9月11日
- 読了日 : 2014年9月11日
- 本棚登録日 : 2014年9月11日
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