[ 内容 ]
楽園への理想は、なぜ「一人一殺」の思想へ暗転したのか?
大恐慌と格差の果てに起きた衝撃の「首相暗殺」。
貧困にあえぐ昭和初期、農本主義を信奉する橘孝三郎は、田園ユートピア実現のために「愛郷塾」を結成する。
だが、軍部の青年将校や「血盟団」盟主の井上日召との邂逅から、徐々にテロ思想に転換していく。
そして、ついに叛乱の時はやってきた。
バブル崩壊以後の平成期にあまりにも合致する、動乱の現代史。
[ 目次 ]
序章 なぜ戦争への道を「選んだ」のか
第1章 都市への憧れ、都市との訣別
第2章 田園ユートピアと白樺派ロマネスク
第3章 大陸浪人とアーバンリゾート
第4章 「生の躍動」のための闘い
第5章 「倍化運動」から「一人一殺」へ
第6章 都市を暗黒たらしめよ
第7章 事件後の救農闘争
第8章 戦時体制へ
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新潮選書
- 感想投稿日 : 2010年7月13日
- 読了日 : 2010年7月13日
- 本棚登録日 : 2010年7月13日
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