快楽の本棚: 言葉から自由になるための読書案内 (中公新書 1678)

著者 :
  • 中央公論新社 (2003年1月1日発売)
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感想 : 13
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[ 内容 ]
言葉から自由になりたい。
物事の本質をつかまえるために、自分という生命を喜ぶために。
『孝女白菊の歌』から『チャタレー夫人の恋人』、そしてフォークナーの世界へ。
海流のように、竜巻のように渦巻き、再生しつづける物語の世界。
言葉と人間、人間と物語、そのつながりには、希望を失わずに生きつづけようとする、ひとりひとりの人間たちの息吹がある。
美しく静かな言葉で、著者は物語の意味を問い直す旅に出かける。

[ 目次 ]
魔法の世界―幼年時代
おばけの話―小学時代(1)
言葉を遊ぶ―小学時代(2)
アガペとエロス―中学時代
「危険な」小説―『ベラミ』
性の修行者―『好色一代男』
神々から人間へ―『源氏物語』
猥褻か、芸術か―『チャタレー夫人の恋人』
同性愛―サッポーとワイルド
タブーとは?―『悪魔の詩』と『細雪』
神々の時間の「発見」―フォークナー、そして辺境の文学
もうひとつの世界―『ギルガメシュ叙事詩』からどこへ

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[ 参考となる書評 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中公新書
感想投稿日 : 2011年4月1日
読了日 : 2011年4月1日
本棚登録日 : 2011年4月1日

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