[ 内容 ]
言葉から自由になりたい。
物事の本質をつかまえるために、自分という生命を喜ぶために。
『孝女白菊の歌』から『チャタレー夫人の恋人』、そしてフォークナーの世界へ。
海流のように、竜巻のように渦巻き、再生しつづける物語の世界。
言葉と人間、人間と物語、そのつながりには、希望を失わずに生きつづけようとする、ひとりひとりの人間たちの息吹がある。
美しく静かな言葉で、著者は物語の意味を問い直す旅に出かける。
[ 目次 ]
魔法の世界―幼年時代
おばけの話―小学時代(1)
言葉を遊ぶ―小学時代(2)
アガペとエロス―中学時代
「危険な」小説―『ベラミ』
性の修行者―『好色一代男』
神々から人間へ―『源氏物語』
猥褻か、芸術か―『チャタレー夫人の恋人』
同性愛―サッポーとワイルド
タブーとは?―『悪魔の詩』と『細雪』
神々の時間の「発見」―フォークナー、そして辺境の文学
もうひとつの世界―『ギルガメシュ叙事詩』からどこへ
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中公新書
- 感想投稿日 : 2011年4月1日
- 読了日 : 2011年4月1日
- 本棚登録日 : 2011年4月1日
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