【本の内容】
時は松平定信為政の寛政年間。
ひょんなことから義賊に加わった軽業師の小蝶は、萩乃、桔梗とともに、私腹を肥やして幕閣から追われた田沼一族の裏金強奪計画を立てる。
ところが、頭領の幻之介は、はるかに大きな獲物を狙っていた。
世直しに燃える彼女らの思いとは裏腹に、計画は江戸城を揺るがす大事件に発展してゆく―。
抱腹の痛快時代活劇。
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「大江戸チャーリーズエンジェル」と帯に書かれていましたが、私、恥ずかしながら「チャーリーズ・エンジェル」って観たことないものですから、時代劇ですし、「三匹が斬る!」の女版みたいなもんか?と読み始めましたところ、「三匹が斬る」とは違ったのですが、非常に痛快。なるほど、「抱腹の痛快時代活劇」の看板に偽りなし、の内容でした。
巻頭の目次にある九つのサブタイトルは、「江戸城に花火轟き、おとめ組幻之介を誅す」など、読めば内容がだいたいわかっちゃうのですが、本作は謎解きとかがメインではないので、内容がわかっても良いと言いますか、何だったら最初から最後まで話の内容を全部聞いてから読んでも、面白く読めるような気がします。
芝居や時代劇を観るように、「よっ! 待ってました!」といったノリで楽しむ読み物ですね。
本作は「紅無威おとめ組」の結成編ですが、続編がありそうな終り方。
彼女たちの今後の活躍が楽しみです。
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2014年9月2日
- 読了日 : 2014年9月2日
- 本棚登録日 : 2014年9月2日
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