思わず使ってしまうおバカな日本語 (祥伝社新書 91)

著者 :
  • 祥伝社 (2007年10月1日発売)
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[ 内容 ]
初対面なのに、「私って、コーヒー飲めない人じゃないですか」。
料理番組で、「じゃがいもの皮をむいてあげてください」。
仕事では、「○○社さんとは、いいお仕事をさせていただいてます」。
普通に使っている言葉もあれば、人が使っているのを聞いて、ひっかかる物言いもあるでしょう。
よく言われるように言葉は生き物であり、ある言い方、言葉が流行る裏側には、その時代、時代の「日本人のメンタリティ」が隠されています。
言葉は世につれ、世は言葉につれ―。
第一線の編集者、コラムニストとして、「日本語の最前線」に居続ける著者が、気になる日本語とそこに隠された時代の心理を読み解く、「日本語の精神分析」とも言える、画期的な論考。

[ 目次 ]
1 自分大好き語―「私って、コーヒー飲めない人じゃないですか」
2 幼稚丁寧語―「じゃがいもを切ってあげてください」
3 実感語―「この寿司、マジでヤバイかも!」
4 過剰美化語―「女優さんのお仕事」「ぼくはお買い物します」
5 代理店語―「○○社さんとは、よくお仕事させていただいています」
6 家族大好き語―「はい、尊敬する人はお父さんです」
7 ポジティブ・エンジョイ語―「前向きに楽しみたいと思います!」
8 ありがとう&リスペクト語―「感動をありがとう」「まじですげえ」

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 祥伝社新書
感想投稿日 : 2011年6月4日
読了日 : 2011年6月4日
本棚登録日 : 2011年6月4日

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