[ 内容 ]
世界に一〇〇〇万人のジプシーがいるとの推定もあるが、その実態は不明な点が多く、作られたイメージが流布している。
事実、インド起源の民族集団とする説について、最近の研究では、多くの問題点が指摘されている。
では、“ジプシー”と呼ばれる人びとは誰なのか?
ジプシーと主流社会との関係を重視しつつ、呼称、分布、歴史、文化など、全体像を描く。
[ 目次 ]
第1章 ジプシーと呼ばれる人びと(人口と分布 ジプシーとは誰か ほか)
第2章 ジプシー像の変遷(ヨーロッパへの登場―「エジプト人」として(一五世紀)
セルバンテスの『ジプシー娘』(一七世紀はじめ) ほか)
第3章 歴史―主流社会のはざまで(インド起源説の現段階とその意味 バルカン半島への進出と定着 ほか)
第4章 ジプシーの現在―いくつかの事例(バルカン半島のモザイク模様 旧チェコスロヴァキアのロマ問題 ほか)
第5章 日本とジプシー(日本人のジプシー認識 サンカは日本のジプシーか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
平凡社新書
- 感想投稿日 : 2010年7月1日
- 読了日 : 2010年7月1日
- 本棚登録日 : 2010年7月1日
みんなの感想をみる