[ 内容 ]
人生の意味や目的は何であるのか?
哲学や思想の営みとふつうの生活者の意識はなぜ乖離するのか?
人間にとって死とはなぜ不条理で恐ろしく、また悲しいのか?
そして、人はなぜ死ななければならないのか?
このような問いは、人生の青春期において、そして中高年期においてしばしば訪れる。
しかし、この実存的なテーマは老若を問わず、人生全体を視野に入れれば必然的に自らにふりかかってくるテーマである。
最も今日的な生=死とは何かを生物学的還元主義と宗教的=超越的観点を排し、日常におけるふつうの人々の生き方を肯定する哲学的考察。
シリーズ三部作遂に完結。
[ 目次 ]
第1章 「人は何のために生きるのか」と問われたら(絶えず喚起される問い;人間の意識の現象学的特性について ほか)
第2章 哲学・思想はほんとうに役に立つのか(哲学者と一般人との不幸なギャップ;あるべき哲学の必要性とその存立根拠 ほか)
第3章 死はなぜ不条理で恐ろしく、また悲しいのか(個体の生殖と死はメダルの裏表である;人間は自己の身体の有限性から逃れられない ほか)
第4章 人はなぜ死ななければならないのか(あらかじめ退けておかねばならぬ二つの立場;魂の不滅を説く教説が陥る問題点 ほか)
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[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2011年3月28日
- 読了日 : 2011年3月28日
- 本棚登録日 : 2011年3月28日
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