王朝貴族の悪だくみ: 清少納言、危機一髪

著者 :
  • 柏書房 (2007年4月1日発売)
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感想 : 9

王朝貴族といえば源氏物語の世界に連想がいくので、本書に書かれた貴族たちの犯罪行為と暴力沙汰に驚く。

その証拠は貴族男性が漢文で記した日記に残されている。藤原道長の『御堂関白記(みどうかんぱくき)』や藤原行成(ゆきなり)の『権記(ごんき)』などの日記である。

清少納言が『枕草子』に描いたような「王朝貴族社会の豊かさは、実のところ、悪徳受領たちが地方諸国において不正行為を用いて築き上げた汚れた富によって支えられたものだったのである。」p225

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他の本
感想投稿日 : 2010年11月25日
読了日 : 2010年11月25日
本棚登録日 : 2010年11月25日

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