逆転に次ぐ逆転、作者に振り回されながら読み進んでしまう。
スパイのスパイたる行動原理と組織を守るための行動、人としての心情、近親者との軋轢、世代による考え方の違い、刻々と変化する状況とそれによって引き起こされる心理状態が描かれ、とにかくスパイは寂しい人間であることを教えてくれる。
3部作の2作目ということで、未だ残っている謎も最後は完全解決するのか?それとも、スパイのシビアな世界を描いているだけに、100%すっきりとはいかないか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
スパイ小説
- 感想投稿日 : 2014年1月25日
- 読了日 : 2014年1月20日
- 本棚登録日 : 2014年1月18日
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