先日読んだ本の映画版。本ではハッキリ言葉にされていなかった核心が、字幕でハッキリと顕わにされており、とても分かりやすいアレンジ。
ただし、本ではそうした言葉を使わずに表現するために、同じシーンが繰り返し描かれたり、さまざまな伏線があったりと様々な工夫が凝らされているので、そうした面白さを味わうには、映画だけでは不十分。人物描写も、本よりは個性を薄め、テーマがより際立つよう作られている、という印象を受けた。
もちろん、仕事の様子や生活ぶり、服装や風景など、映像ならではの情報は、とても興味深い。個人的には、読後に観る、という順で正解!という感想だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
音楽・アメリカ・ヨーロッパ
- 感想投稿日 : 2011年8月15日
- 読了日 : 2011年8月15日
- 本棚登録日 : 2011年8月15日
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