異人たちとの夏 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1991年11月28日発売)
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離婚で多量の感情を費やし 堂に入(い)っていて 早合点 大袈裟で空疎な言葉 おうのう懊悩のあるような顔 はんさ煩瑣な感情のやりとり 朝からの酷暑で汚れてしまったような街 東京本願寺裏のブリキ屋の二階 こころよ快かった 軽佻浮薄なテレビライターめ ほうらつ放埓な印象 慰撫を求めて 田原町たわらまち さ提げていた 歪みをどう制御し馴致して生きていくか 当今の常識に副うそう 営々と過ごして 職人風のいなせな振りが端々にある父の歩き方 忌避きひ 姦通 八つ目鰻 哀惜は薄かった 目に嘲弄ちょうろうするような色が浮かんだ 経堂の中古マンション 空地 雑草の繁茂はんも 田辺聖子 読んだあと心に残る結晶が、真実の美しさや、愛であればいい。 浮揚力を得て 慕わしさ 亡父母 恋うこう むし無私の愛 「さようなら、父よ母よケイよ。どうもありがとう」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年9月20日
読了日 : 2017年9月20日
本棚登録日 : 2017年9月20日

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