知の巨人・加藤周一が、みずからの体験とともに20世紀という激動の時代を振り返り、未来への希望を語った本です。また文庫化に際して、現代の日本が直面している危機について述べている著者の講演やインタビューも収録されています。
著者は、古今東西の文学や芸術、思想に深い造詣を持ちながら、みずから「非専門家の専門」を標榜し、状況の中で思索する知識人を体現した存在です。本書は、著者が出演したテレビ番組をもとにしているため、そうした著者の姿勢がいっそう鮮明に現われているように思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2017年9月17日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年9月17日
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