H+P(1) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫 か 5-1-1)

著者 :
  • 富士見書房 (2008年8月20日発売)
3.21
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本棚登録 : 145
感想 : 10
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石踏一榮の『ハイスクールD×D』(富士見ファンタジア文庫)並んで、ライトノベルでもとりわけエロい作品の一つです。女の子のオナニーもあれば、ソープまがいのボディ洗いもあり、ほとんど「美少女文庫」じゃないかと呆れつつも、ついついニヤニヤしながら読んでしまいます。

ストーリーは、一介の高校生・神来恭太郎(かみく・きょうたろう)が、とつぜん「テレクワーズ王国」という異世界に召還されるところから始まります。恭太郎は、王国のお世継ぎを作るため、魅力的な5人のお姫様と子作りをすることを命じられます。「カタブツ侍少年」と呼ばれる恭太郎は、大賢者様のような理性を発揮して、お姫様たちのアプローチを拒みつつ、彼女たちと心を通い合わせていきます。

恭太郎は、お忍びで街に出かける長女のユフィナのお供をすることになります。しかし、彼女が使っている秘密の通用口が、敵国であるカルタギア帝国の女将軍キスト・カラサイシュに見つけられてしまい、女王陛下の魔力で保たれていた「大結界」(アストラルウォール)が破られてしまいます。テレクワーズ王国にピンチが迫りますが、土壇場で恭太郎が、伝説の勇者ガイルーンが使ったという魔法「光の剣」(フォースブレイド)を発動させ、王国を守ることになります。

キャラクターはテンプレですが、「美少女文庫」のようなジュブナイルポルノと比べるとずっと作り込まれていて、十分に楽しめました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2014年8月27日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年8月27日

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