正直に言うと、設定に作者の力量がついていっていない感は1巻から感じていた。
絵はすごくかわいいんですが…。
偉人のDNAなんかどっから引っ張ってきたんだ? とか、なぜその人物が選ばれたのかという根幹にかかわることは一切説明なし。
特に政治家というのは背景も関係してくるものだから、ケネディやエリザベスを復活させても意味がないじゃん。
そのあたりをどういう風に料理するのかなと思ったら投げっぱなし。
偉人のクローンとしての苦悩や悟りは、モーツァルトとヒトラーで終わってしまっているし、後半のカイたちに至っては誰が誰やら混乱する。
終盤で思わせぶりに出てきた双子の存在意義はほんとーになかったし。
意外な展開を狙ってのアインシュタインの役割も、意外というより唐突で衝撃すらなかった。
ただ、この漫画は雑誌廃刊によって急いで終わらせなければならないという事情もあったので後半の急ぎすぎの展開については仕方のない部分もあるが。
パロディの4コマの方が本確かに面白かった気がする…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
がんばれ、青少年
- 感想投稿日 : 2014年12月23日
- 読了日 : 2014年12月9日
- 本棚登録日 : 2014年12月9日
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