脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 [Kindle]
- NHK出版 (2009年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (360ページ)
感想・レビュー・書評
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ストレスとは脳神経科学的にいえば、
ニューロンを発火するために、脳細胞にダメージを受けている。
これは、椅子から立つ、上司に嫌みを言われるなど全て同じ。
脳細胞はスクラップ&ビルドにより、強化されていく。ストレス耐性といわれるものだ。
では、ストレスはなぜ悪者扱いされるのか。
それは慢性的なストレスが原因である。
スクラップのみが起こり、再建されないことで、ダメージが蓄積されてしまう。
運動はスクラップ&ビルドをさらに強化してくれる。運動そのものが、ストレスなのだが、ストレス耐性の強化に役立つといった性質がある。
慢性的ストレスに対して有効な手立てとなり得る、数少ない手段の1つだ。
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運動することがいかに脳を発達させ、よりよい人生を送れるのかを解説した本。著者は精神科医であり、自信の医療経験や様々な論文を元に効果とメカニズムを紹介していく。
運動の効果というと、筋力や心肺能力に対する話が多い。もちろんその効果もあるのだが、それ以上に脳への影響が大きいようだ。運動するだけで集中力や記憶力が増し、シナプスの結合が増えていく。こういったことを知ると、運動が脳にいいというより、人の身体は運動することが前提の設計であると言いたくなる。
この本にはそれぞれにおいて適切な運動が紹介されている。ただ最も重要なのは、どのような運動をするかではなく、少しでもいいから運動を行い、それを続けることにある。日頃から体を動かす習慣を身に着けたい。 -
運動する事が、あらゆる病気や脳の活性化に良いという事を様々な研究結果や事例を交えてエビィデンスとして教えてくれる本。
鬱病の人は昔は薬で対処してきたが、週3日、一日30分の有酸素運動をする事で、症状が良くなるとい事例には、身体だけで無く心の病にも効くというのは勉強になった。
アメリカのある研究では、鬱病患者150人を3つのグループ(有酸素運動のみ、投薬のみ、投薬と運動)
に分けて4ヶ月間調査した結果、鬱病が治らなかった割合は有酸素運動30%、投薬のみ50%、投薬と運動55%と運動の有効性が証明された。
※投薬と運動の組み合わせは、投薬が効いたのか、運動が効いたか分からず、本人に運動の達成感が感じ辛くなる事が原因だった。 -
運動が脳にとっても重要で必要なことをアメリカにおける様々な事例で紹介している
運動をした方が良いことは嫌でも読んでいるとわかるが、仕事で忙しい日常において、いかに運動を取り入れるか、運動が嫌いな人間がいかに運動をするべきかということについては、読者本人の問題であり実践が難しいと感じた。 -
■書名
書名:脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
著者:ジョン J.レイティ、エリック・ヘイガーマン
■感想
TOPPOINTで読了。 -
非常に細かく書かれているので体な血に読むのには時間がかかるが、とても納得の行く内容。
精神が斯様に科学的に分析が進んでいるとは。
今まで知ることのできなかった事が多くたのしめる。そしてジムでダンスフィットネスにハマっている自分に良かった感を得られ拍車も家族の理解も理詰めで得られるお得な本だった。ADEDについてのことなど、行政の人にも読んでほしい。
人間は未だ進化の途上にある。