速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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  • 仕事の生産性を上げるにはスピードアップが必須。そのための原則やノウハウが纏められている。マッキンゼーの考え方は共感することが多く自分の考え方の検証ができた。部下を褒めることだけは何時まで経っても得意ではないが。以下、キーワードのメモ。
    スピードを上げるための8つの原則
    ・まず全体像を描く
    ・丁寧にやり過ぎない
    ・仕事のツボを押さえる
    ・工夫の仕方を工夫する
    ・前倒しする
    ・一歩先んじる
    ・二度手間を全力で避ける
    仕事のスピードを上げていくことは、いかに問題把握・解決力を強化するかという事とかなり重なる。
    異次元のスピードをもたらす仮説検証、ゼロベース思考にも取り組む、「深堀」で真実を探求する。
    スピードと効率を極限まで上げるには、効率的な情報収集、資料作成の時間を極小化、会議の効率化(時間・出席者を半分に、議論を素早く効果的に、ホワイトボーディング)、メールを制する、コミュニケーションのミスをなくす。

  • マッキンゼー出身のコンサルタント赤羽雄二による仕事のハウツー本。意思決定、リスポンス、思考、アウトプットなど、仕事の速さを上げるための手法を具体的に書いた本。いわゆる仕事ができる人が、どんな具体的な行動によって仕事のスピードを上げているのかよくわかる。

    印象に残ったのは(おそらく過去に著者が書いた『0秒思考』という本のテーマのようなのだが)悩んだり、ウジウジしたりする時間を減らすために、モヤっとしたことを全てメモ帳に書き出す、という手法。毎日何十ページも書くことで頭が整理され、感情的にもやっとしたことも外部化され、頭がクリアになるとのことで、マインドフルネス的な考え方を自然に実践しているんだなと思った。

    また、スピードを重視している仕事のやり方により、前もって何かをやると気持ちも良く、何度も改善チャンスがあって質も上がり、信頼も得られ、能力も上がるという好循環が巡るという考え方や、その実践のための様々なこだわりのプロ意識を見るにつれ、自分の意識もちょっと高まる感じがした。

  • メモ書きをもとに、仕事の効率性を高めるための手段が書かれている。
    業種は全く違うが、活かせることはたくさんあるため実行していきたい。
    メモ書きの習慣、電車移動中の読書、朝晩の情報収集、タイピングとショートカットキーの習得は早速行う。

  • 速さには2種類。①早さと②速さ
    ①早さ
    ・まずはゴールを描く。ゴールは上司によって設定される場合、ズレがないか何度もこまめに確認する。
    ・仮説思考で自分の考えを持つ。仮説は検証しなければいけないので、検証のPDCAを高速で回し(丁寧にやる必要はない)
    ・前倒し、半歩先に全てを対応する。自分でしか出来ない仕事に集中する。他人に切り出せる仕事は切り出す。
    ・メモ書きを多用し、思考の整理を行う。

    ②速さ
    ・ネットを切り集中時間を確保する。
    ・会議は情報共有の場ではない。
    ・会議でホワイトボードを活用する。何を話していて、何が食い違っているのかを明確にする。
    ・通勤時間は英語か読書。

    ⇒そもそも早く終わらせたいモチベーションがないと、意味ないよね。

  • 何度も繰り返し読んでいる本。

    ここまで具体的な作業に落とし込んで解説してくれている本はない。

  • 「ゼロ秒思考」著書の赤羽雄二さんが実践している仕事術の本。メモ書きだけでなくそれを使いつつ様々な場面やツールでスピードUPさせて生産性を上げる方法が書かれており、「ゼロ秒思考」と抱き合わせで読むとより効果的。

  • コロナ禍でコミュニケーションが取りにくい今。
    誤解やすれ違いを無くすため、PDCAを何度も素早く回すことが大切。仕事や思考をスピードアップするコツを伝授。PDCAがうまく回っていない人は必読!

  • メモ書き以外にも様々なスピード向上のための考え方や具体的工夫が紹介されていて、すぐに実践出来る事も沢山あり参考になりました。1番励まされたのは「仕事のスピードは無限に加速出来る」という趣旨の言葉で、ストイックに仕事のやり方を改善・鍛えていく事に対するモチベーションが高まりました。継続が大切ですので、折を見て再読し、その都度仕事の見直しに活用していきます。

  • 速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術
    著:赤羽 雄二

    「速さ」は仕事をするスピードのことを言う。英語で言うと「fast」のイメージである。どのくらいのスピードで課題把握をし、解決をして成果を出していくかという、時間当たりの生産性である。速ければ速いほど、書類をつくる時間、会議の時間、何かを成し遂げる時間が短くてすみ、成果を出せる。そうすれば、他にやりたいこと、もっとやるべきことにも取り組むことができ、好循環が加速する。そのため、著者は「速さ」を大変に重視してきている。

    本書の構成は以下の4章から成る。
    ①速さは全てを解決する
    ②スピードを上げるための8つの法則
    ③思考のスピードを上げる具体的な方法
    ④スピードと効率を極限まで上げるノウハウ

    著者の実践につぐ実践の中で研ぎ澄まされてきた本スキル。素晴らしくそして高度なスキルは独りよがりで終わることなく、著者により多くの人に伝えたいそして使えるものにしたいという熱い想いでわかりやすさと取り組みやすさが共存しながら披露されている。

    本書と出会って数年。再読するとその重みと色々な工夫に再度気づく。まだまだ全てを実践できているわけではないものの、今までいろいろな局面で助けていただいたと思い返した。良書。

  • 頭の回転そして仕事の速度をあげるにはどうしたらよいかについて書かれています。

    私は、自分の中の思考を外に出すために、
    「メモ書きを1日10枚(A4)必ずだす」というルールは取り入れることにしました。

    これにより、
    ・仮説を決定するスピードを強制的に上げれる
    ・速さをもって深堀りする習慣になる
    ことを狙います。

    また、フレームワークの練習を1日6個(A41枚)練習することで、頭の中にイメージとして出てくるようにします。

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著者プロフィール

1978年、東京大学工学部卒業後、小松製作所でダンプトラックの設計・開発に携わる。 スタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。 ソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となる。 2002年、「ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。 大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、も積極的に取り組んでいる。

「2017年 『最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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