カスタム・チャイルド ―罪と罰― (メディアワークス文庫)

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著者 : 壁井ユカコ
つぶらやあきらさん  未設定  読み終わった 

 遺伝子操作をモチーフに、親子関係のゆがみを描いた作品、だと私は思った。
 吉一母なんかはもうずっと前から存在する「子離れできない+子どもに過剰な期待をする」母の典型をさらにグロテスクにしたものだし。
 冬上レイの父親的な親も、もうすでにいそう。子どもに変わった名前をつける親なんかも、大別すればこのカテゴリに入るんじゃないかな。
 知佳さんは、「周りにいてほしい大人」ですね。近づきすぎず、でもちゃんと見てくれている。それでいて自分自身の悩みや苦しみ、楽しみも持っている。ミサトさんですね。

 それぞれの問題の解決方法といい、ラストの収まり具合といい、結局はみんな、自分のもとからいたエリアにしかいられないんだというのが、とても現実的。
 おもしろいし好きだけど、弱ってるときには読みたくない。そういう本でした。

レビュー投稿日
2010年3月6日
読了日
2010年2月6日
本棚登録日
2010年2月6日
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