はじめての文学 村上春樹

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年12月6日発売)
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本棚登録 : 1333
感想 : 182
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(2017/7/10読了)
年少者向けの本。漢字にはふりがながふってあり、最後の「かえるくんのいる場所」にはひとつひとつの作品について簡単なコメントが書かれている。
既読の作品もたくさん収録されていた。記憶が蘇ることもあったけど、読んでは忘れるタチなので、ほぼ全ての作品が楽しめた。
中でも童話のような「踊る小人」や、「緑色の獣」が好き。
私が年少者の頃は何を読んでいたのだろう…あまりに遠い昔のことで忘れてしまった。もし、その頃に村上さんと出会っていたら、何かが変わっていたかも知れないなぁ。

(内容)
小説はこんなにおもしろい!文学の入り口に立つ若い読者へ向けた自選アンソロジー。

(目次)
シドニーのグリーン・ストリート
カンガルー日和

とんがり焼きの盛衰
かいつぶり
踊る小人
鉛筆削り(あるいは幸運としての渡辺昇①)
タイム・マシーン(あるいは幸運としての渡辺昇②)
ドーナツ化
ことわざ
牛乳
インド屋さん
もしょもしょ
真っ赤な芥子
緑色の獣
沈黙
かえるくん、東京を救う
かえるくんのいる場所

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ま行(村上 春樹)
感想投稿日 : 2017年7月10日
読了日 : 2017年7月10日
本棚登録日 : 2017年6月23日

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