和睦の証として、隣国の閃王・巴翔鳳のもとへ嫁ぐことになった瓔国公主・香月。
だがそれは、母の命を奪った王への復讐を果たすためだった…<BR>
それぞれの境遇によって生み出された悲劇と、そしてその悲劇の中で出会い惹かれあいながらも結局は運命に引き裂かれることとなった男女の物語。
憎みながらも惹かれてしまうというある意味ロマンチックな関係が設定にはありながらも、ハッピーエンドには向かわない辺りが現実的かもしれない。
相思相愛でありながら不器用であるがゆえにすれ違う男女とかが好きならば、それなりに楽しめるであろう一冊。
ただし、悲劇嫌いは読まないこと。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
も
- 感想投稿日 : 2008年3月10日
- 本棚登録日 : 2008年3月10日
みんなの感想をみる