【最高のエンターテイナー赤川次郎を見縊るな】
お洒落な純文学だけが文学ではない。人を楽しませられなければどんなに難しく哲学的でも、それは読めない洋書と代わりないのだから。
赤川次郎を酷評した事がある。『血を吸う花嫁』だったか。あの時私は赤川次郎の作品を安っぽい三流ミステリ。と書いた。
しかし、彼は素晴らしいエンターテイナーであった。本書を持って確認できる。読みやすく、想像しやすく、分かりやすく面白い。これは中々できることではない。疲れたときに読むには最適で、さくさく最後まで読める。
赤川次郎を侮っていたのは誰よりも僕だけど、陳謝しこれからは本棚に入れていこうと思う。
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2014年4月25日
- 読了日 : 2014年4月25日
- 本棚登録日 : 2014年4月25日
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