ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2011年10月25日発売)
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本棚登録 : 18682
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兎にも角にも、本のことしか頭になかった栞子さんの中で
「五浦くん」から「大輔くん」へと昇格した五浦くん、おめでとう♪

栞子さんのお部屋にも(仕事の一環とはいえ)入室できたし、カレーも振舞われたし、
デートと認識されていないにしろ、2人で出かける約束は取りつけたし、
この一歩は果てしなく大きい!ガンバレ!

そして、図書館で後から予約した3巻目のほうが、何故か予約の消化率が高くて
2巻より3巻が先に届いてしまうのではないかとビクビクしていた私、
ちゃんと2巻から手元に届いて、おめでとう♪

それにしても、小学生時代に、あの『時計じかけのオレンジ』を読みこなし、
あまつさえそれを読書感想文の題材に選んでしまう栞子さん。
相変わらず一筋縄ではいかないヒロインぶりです。

第1巻では、あまりに何もかもお見通しで、ちょっぴり作り物めいていた栞子さんでしたが
本のこととなると冷徹なまでの商魂を見せ、自分たち姉妹を置き去りにした母への反感と
その資質を受け継ぎ、知らず知らずのうちに母をなぞるような行動をとってしまうことへの
自己嫌悪の狭間で揺れ動く今回は、なんだかちょっと可愛らしかったりして。

母の真意を知りたくて、『クラクラ日記』を何冊も何冊も買い続ける栞子さんに
ほろりとしてしまう、ビブリア古書堂シリーズ第2巻でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ま行の作家
感想投稿日 : 2012年10月11日
読了日 : 2012年10月11日
本棚登録日 : 2012年10月11日

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コメント 2件

円軌道の外さんのコメント
2012/12/05


てか、ドラマ化決まりましたよね〜(^_^;)

キャスティングについて
まろんさんはどう思いますか?

栞子さんが剛力彩芽で(なぜ?)
五浦くんは
EXILEのAKIRAという
なんとも奇想天外な キャスティング(笑)

ホンマ悲しくなりましたよ…(>_<)

まろんさんのコメント
2012/12/06

決まりましたね。。。するとは思っていたのですけれど。。。

栞子さんに剛力彩芽ちゃんは、まず、若すぎますよね?!
栞子さんってもっと和の香りがして、しっとりしたイメージなので
どうして可愛らしい剛力彩芽ちゃんを持ってきたのか、謎ですよね。。。

五浦くんに至っては、なぜエネルギーに満ち満ちたAKIRA?
あの、五浦くんらしい、おずおずとした風情はどこにいってしまうの?という感じですね(>_<)

ふたりとも、イメージに合う配役をもらったらちゃんと演技できる人たちなので
なんだか気の毒な感じがしちゃいますね~。

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