<英語音声・日本語字幕>
お話を思い返すとごく普通なのだけど、
ダンス(特に最後の)に見応えがあるので、
それがそのまま作品全体の後味になる。
ベッドにピタッと飛び乗るところ、何度観ても見惚れてしまう。
***
冒頭、アカデミーの優等生が他の生徒の前で模範演技をしている様子に、
アニメ「プリンセスチュチュ」を思い出した。
バレエの世界って、どこもこうなのかしら。
ただ、この優等生さんは、とても繊細な「いい子」だった。
9歳のときからアカデミーにいるらしいのだけど、
一定以上の年齢にならないと「卒業」できないのだろうか。
上から引き抜かれていく方式で何年も残っているようなら
優等生とは言わないだろうし。
***
舞台になっているアメリカン・ バレエ・アカデミー(American Ballet Academy)は
「全米一のバレエ団に直結して」おり、「全員が奨学生」なはずなのだが、
そのわりには随分ほのぼのしている印象。
怪我のリスクが高そうなボウリングをしたり、
ディスコでお酒を飲んで踊ったりしているし、
エミリーは年じゅう小脇におやつを抱えているし、
グランドピアノのあるレッスン室で盛大に水遊びするし。
***
良い映画だと思うのだけど、少しパンチが足りなく感じるのは、
悪人が一人も出てこないからだろうか。
クーパーあたり、もう少し嫌な奴でもいいような気がしたけれど。
***
最後のダンスの途中に入っている曲が
ディズニーの『眠れる森の美女』の曲に聞こえる。
実際にそうなのかな。
***
調べていたら、エヴァ役のゾーイ・サルダナが
『アバター』のヒロイン、ネイティリだったことが判明。
ちょっともう一度『アバター』見直してきます。
- 感想投稿日 : 2013年1月21日
- 読了日 : 2013年1月21日
- 本棚登録日 : 2013年1月21日
みんなの感想をみる