国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1995年10月4日発売)
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内容(「BOOK」データベースより)
今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう―たぶん。「ジャズを流す上品なバー」を経営する、絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われて―。日常に潜む不安をみずみずしく描く話題作。

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なんじゃこりゃ。
読後の第一声。
(このパターン多いな)

いえね、分かってました。
村上春樹さんの作品は、読者の期待通りに伏線が回収されたりしないって。
むしろそんな読者の期待を裏切るところに
村上春樹的良さがあるんだって。

そう思う。そう思いたい。
でも言おう。

「なんじゃこりゃ(・∀・)」

これからこの作品を読む皆さんに伝えておきます。
この作品では何の謎も解明されませんよ。

ある男が、満たされた生活を送りながらも
「ここではないどこか」を追い求めて
昔の初恋(と言ってもいいよね)の女性と再会し
すべてを捨てるつもりだったけど女性に去られて
ふにふにしながらも結局元の生活に戻る...ってだけの
ただのずるい男の話ですよ!

「もう元には戻れない」とか何とかいいながら
「やっぱりここがいいのかも」ってオイ(・∀・)

結局保険がないと行動できないだけの貧弱な男の話ですよ(・∀・)

いやそれでもね。
たくさんの謎が少しでも解明されたらまた違ったのかも知れないけどね。

たとえば島本さんが去った理由とか。
島本さんが数年前に主人公に会いながら逃げた理由とか。
島本さんの背景とか。

あとイズミの現在とか。
イズミが現在の姿になった理由とか。

いーっさい、解明されませんから(・∀・)

でもねー、評価高いんですよね...
なんだろう、みんな分かったふりをしてるとか?
と言うか私が分かってないだけなんだろうけどΣ(゚∀゚*)

すごいね~...
Amazonで☆5が超ついてるよ...
あれ、なんか私恥ずかしくない?
理解できない子ちゃんじゃない?(笑

分からないって言うのが恥ずかしいような風潮もどうかと思うけどね!

ま、いいや(笑
でもタイトルはものすごーく素敵で好きです♡
春樹さん、タイトルの付け方超センスありますよね!
(小並感w)

「ねじまき鳥クロニクル」の一部から出来た作品ということもありますので、そっちも近々見てみます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 村上春樹
感想投稿日 : 2015年6月11日
読了日 : 2015年6月11日
本棚登録日 : 2014年3月24日

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