別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2011年8月25日発売)
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図書館シリーズの別冊第二弾。

サブキャラ、というかメインキャラの一角を担う柴崎と手塚のお話が中心です。

「心配」は、して「あげる」のではなく、して「しまう」ものだ。その通りだと思います。自分も、水島と一緒。上辺だけで生きてきているなあと。胸が締め付けられる思いです。正直、本音でぶつかり合うのを避けて生きてきました。家族が相手でさえも。だから、自分には心配してくれる人かほとんどいません。

言葉、って難しいですよね。人の心を表すのは「言葉」。人を幸せにしたり、傷つけたりする。それだけの重みがある。言葉を間違ったり、必要な時に伝えられなかったり。ちょっとしたことでも、心に蓄積されていく。色々なすれ違いは、きっとそういう心の傷の積み重なりなんだと思います。

もし、生まれ変われるなら、などという恥ずかしいことを書いてもいいなら、心でぶつかり合える図書館戦争のみんなのようになりたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学(作者名:あ行)
感想投稿日 : 2013年6月29日
読了日 : 2013年5月14日
本棚登録日 : 2012年11月11日

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