図書館シリーズの別冊第二弾。
サブキャラ、というかメインキャラの一角を担う柴崎と手塚のお話が中心です。
「心配」は、して「あげる」のではなく、して「しまう」ものだ。その通りだと思います。自分も、水島と一緒。上辺だけで生きてきているなあと。胸が締め付けられる思いです。正直、本音でぶつかり合うのを避けて生きてきました。家族が相手でさえも。だから、自分には心配してくれる人かほとんどいません。
言葉、って難しいですよね。人の心を表すのは「言葉」。人を幸せにしたり、傷つけたりする。それだけの重みがある。言葉を間違ったり、必要な時に伝えられなかったり。ちょっとしたことでも、心に蓄積されていく。色々なすれ違いは、きっとそういう心の傷の積み重なりなんだと思います。
もし、生まれ変われるなら、などという恥ずかしいことを書いてもいいなら、心でぶつかり合える図書館戦争のみんなのようになりたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学(作者名:あ行)
- 感想投稿日 : 2013年6月29日
- 読了日 : 2013年5月14日
- 本棚登録日 : 2012年11月11日
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