日本国家の神髄

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  • 扶桑社 (2009年12月23日発売)
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北一輝、大川周明などの右翼理論家は、いずれも財閥による支配を打倒し、富める者が貧しき者に再配分するシステムを作るべきであると主張した。27
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自らと意見が異なる人と、少しだけリスクを冒してでも率直に話すということが、右翼、保守、国家主義者の品格と思う。93
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ファシズムはむしろ福祉国家論に近い、知的に相当洗練された運動なのである。134
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個人主義、自由主義、合理主義の三精神は、ギリシア思想とキリスト教を母体とする文化から生まれたのである。279
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老荘思想が、中国版の個人主義であるというのは、鋭い洞察だ。従って、そこから清談は生まれるが、現実の汚れた世界で国家と民族が生き残る原理にはならない。283
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皇統については、「天皇論」などという構築主義的議論をするのではなく、存在してきた事実そのものを、率直な気持ちで見つめ、感謝することが重要と思う。

日本は人民主権の国家ではない、国民主権の国家だ。天皇が存在して日本国民が存在する。288
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皇統の存在によって、目に見える形で国体を実感することができる。291
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感想投稿日 : 2014年10月3日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年10月3日

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