料理の苦手なメグは、学校の調理実習でも失敗してばかり。一方、同じ班になった亜美はジャガイモの皮を一度も途切れることなく薄く剥いていたが、亜美は料理の腕を隠したいのか、影でこっそり調理をしてた。それに気付いたメグは、亜美に料理の技を教えてもらうことにしたが…
料理がからきしな主人公と、料理にとことんこだわりのある友人という対象的な二人を組み合わせて、プロが素人にレクチャーするという構造で、料理というテーマをなかなか深く掘り下げています。けどウンチクだけでなく友情話もきちんと抑え、ドタバタ劇的な楽しさやちょっと滑稽なキャラクターも交えていて、子どもという読み手もきちんと意識されてる感じです。軽いだけではない、なかなか楽しめる物語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童・小説
- 感想投稿日 : 2011年7月6日
- 読了日 : 2011年7月6日
- 本棚登録日 : 2011年7月6日
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