公共政策を問題・設計・決定・実施・評価に分けるプロセス論を基礎とした公共政策学の入門書。入門書としてそれぞれのプロセスを考える事例も含まれており、分かりやすい内容となっています。
公共政策とは何か、よく分からないという方にも十分理解できる入門編で、学生さんや一般の市民の方も読んでいただける本だと思います。
ただ、それぞれを考えるときの政策思考力的な観点は別の書籍に譲るというイメージでしょうか。この書籍のプロセス論をベースに政策OSとしての政策思考力が重要になると思います。
宮脇淳・若生幸也『地域を創る!「政策思考力」入門編』(ぎょうせい、2016年)http://amzn.to/2t3SDu8 あたりもお読みいただくとより理解が深まるかもしれません(難易度は上がりますが…)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
公共政策学
- 感想投稿日 : 2017年7月10日
- 読了日 : 2017年7月10日
- 本棚登録日 : 2017年7月10日
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