入門 公共政策学 - 社会問題を解決する「新しい知」 (中公新書 2439)

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年6月20日発売)
3.78
  • (16)
  • (27)
  • (21)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 432
感想 : 34
5

公共政策を問題・設計・決定・実施・評価に分けるプロセス論を基礎とした公共政策学の入門書。入門書としてそれぞれのプロセスを考える事例も含まれており、分かりやすい内容となっています。

公共政策とは何か、よく分からないという方にも十分理解できる入門編で、学生さんや一般の市民の方も読んでいただける本だと思います。

ただ、それぞれを考えるときの政策思考力的な観点は別の書籍に譲るというイメージでしょうか。この書籍のプロセス論をベースに政策OSとしての政策思考力が重要になると思います。

宮脇淳・若生幸也『地域を創る!「政策思考力」入門編』(ぎょうせい、2016年)http://amzn.to/2t3SDu8 あたりもお読みいただくとより理解が深まるかもしれません(難易度は上がりますが…)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 公共政策学
感想投稿日 : 2017年7月10日
読了日 : 2017年7月10日
本棚登録日 : 2017年7月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする