本谷有希子「異類婚姻譚」が掲載されている「群像」。
「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」――結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く。
2015年下期芥川賞作。約十年前に読んだ著者の小説デビュー当時の作品は輝いていたのにその後は魅力激減。本作も猫を山に捨てに行くシーンに嫌悪感を覚えただけではなく、全体的に散漫というのが感想。
(D)
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- 感想投稿日 : 2016年2月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年2月2日
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