ささやかな暮らしの中に垣間見える、男女間の深い愛情を綴った短編集。生きづらいくらいに凝り固まった性癖や、過去の償いきれないあやまちを抱えて苦しんでいる人々を、著者は尊大な視点で優しく受け止めている。人を許し、人の罪を許し、ひたすら相手を思いやる。人間の卑小さや弱さとオモテウラにある、人生の美しさや輝きに気づかされる。
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- 感想投稿日 : 2006年9月5日
- 本棚登録日 : 2006年9月5日
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