「書ける」大学生に育てる: AO入試現場からの提言

著者 :
  • 大修館書店 (2012年7月1日発売)
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本棚登録 : 33
感想 : 7
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こういう「そもそも論」は、面白い。小論文という定義と小論文指導の定義を再定義させられます。とてもいい本でした。
最近の小論文における私見。
高校生の小論文を見ても、中学生の作文を見ても、どれも似たような文であり、それは、深く考察がなされていない証拠であります。どこかで得た情報で、その多くは、ネットやテレビなのだが、その情報の継ぎ接ぎのうまさで評価されている点が否めません。日常の生活からもっと、着想や着眼点を養う習慣を持つ必要があると思います。そのためにも、数多くの体験と知識、そこからうまれる想像力で当事者意識も持つことができていきます。そこではじめて、自分の言葉が生まれるのだと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 勉強論
感想投稿日 : 2012年10月3日
読了日 : 2012年10月3日
本棚登録日 : 2012年10月3日

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