武者小路実篤の「理想主義」はどうしても馴染めない。自己犠牲と理想主義がワンセットになっているからだ。
ここに強烈な違和感を感じてしまう。
「世界の人よ、仕合せものになってくれ。私は頼む、私は祈る。その為に少しの努力でも惜しまないものは仕合せだ。私はその末席を汚すことが出来るならば、死んでもいい人間だ。皆さんもその為に働いて下さい。お頼みします」。23節末尾より。
仕事の関係で再読するが、もう二度と読まないだろう。
まだ有島武郎の方がすっきりしている(苦笑)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
近代文学(日本)
- 感想投稿日 : 2010年11月20日
- 読了日 : 2010年11月20日
- 本棚登録日 : 2010年11月20日
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