退屈を凌ぐことが、生きること。
大人にならない、年をとらないキルドレにとって、生きることと死ぬことは、いることといないこととも捉えることができる。
死なないことを願う人もいるが、死ねない時には、死ぬことを願うのだろうか。
昔読んだ本で、死にたくないという感情を持つ時は、何かやり残したことがある時って書いてあった。
キルドレにとって、飛行機に乗ることも、相手を撃ち落とすことも、ハンバーガーを食べることも、お酒を飲むことも、いつか撃ち落とされるのを待つ間の退屈しのぎでしかないのであれば、死にたいって思う感情は抱き得るのではないか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年12月27日
- 読了日 : 2015年12月28日
- 本棚登録日 : 2015年12月27日
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