毛沢東 日本軍と共謀した男 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2015年11月13日発売)
3.61
  • (11)
  • (11)
  • (17)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 226
感想 : 24
5

毛沢東は、日本に対し歴史問題を持ち出さなかった。汪兆銘の協力者だったからだ。彼は日本を恨むどころか、戦後に何度も「日本軍が国民党を倒したことに感謝する。日本軍がいなかったら、われわれは政権を取れなかった」と公言している。

毛沢東の敵は蒋介石であり、彼を倒して政権を取るために日本と協力し、国民党軍の内部情報を日本軍に通報した。

歴史問題を外交の場に持ち出したのは江沢民である。江沢民の父は汪兆銘政権の幹部であり、それを隠すために「反日」の姿勢を強調したのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2017年5月28日
読了日 : 2017年5月28日
本棚登録日 : 2017年5月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする