再読。
設定だけ見たらなんともドロドロしてるのにそれを感じさせずむしろ透明感すら感じさせる江国香織さんの文章や言葉の選び方が素敵。
睦月は立場的には憎まれるはずなのに人柄やどこまでも深い優しさに切なくなる。
優しさ故の傷付きとはまさにこのこと。
笑子も紺も皆ボロボロに傷ついて、切実にこのままでいることを願っている気持ちが凄く切ない。
読み終わった後に凄くセンチな気持ちになって色々思い耽ってしまう様な小説。
考え込んでしまい考えさせられるとても深い小説。
でも大好きな小説。
また繰り返し読もう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年7月11日
- 読了日 : 2015年7月11日
- 本棚登録日 : 2015年7月11日
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