Original title:Titus Andronicus.
Author:William Shakespeare.
Titusは娘を強姦され両腕と舌を切られた悲しみと怒りで、
Gote王国の二王子の首を掻っ切り、その血肉で調理し彼達の母后Tamoraに晩餐として供すその様は、
封神演義の伯 邑孝が皇妃に身体を切り刻まれ、
その血肉を調理し、彼の父に供した事を思い出しました。
前作もそうですが今作も黒人劣勢の描写があり、
William Shakespeareが生きていた時代は、その様な時代であったと推察出来ます。
ある意味平和であったのは広範囲に亘る帝国を築きあげた
Imperium Romanumの頃であったのでは…と思う事が多々感じられます。
元々捕虜としてTitusにRomaへ連行されたGote女王Tamora。
彼女からすれば長男の死刑で彼に慈悲を請うたのにTitusに阻まれ、
その悲しみを胸に秘めRoma皇妃となり、彼達一族を滅ぼす決意を固め、
この様な巡り巡って国の頂点である主要人物が全員殺される惨劇が招かれました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
littérature anglaise
- 感想投稿日 : 2017年6月13日
- 読了日 : 2017年6月12日
- 本棚登録日 : 2012年5月30日
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