6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む (ハーパーコリンズ・フィクション)
- ハーパーコリンズ・ ジャパン (2017年6月24日発売)
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人は誰でもその人なりの、こだわり がある。それは風変わりなものでも、愛すべきものだ。まったく関わりのない人のこだわり、例えば電車に乗っている時の、目の前の他人のこだわりを知ることができたら、それに文学ぽく意味を持たせることができる。そこには必ず理由があり、それを知ってしまったら、ちょっと特別な他人になる可能性もある。共感は愛だ、、などと思うのだ。(恋愛感情だけを言っているのではない)
拾ったUSBをパソコンで読み、主人公はUSBの持ち主に恋してしまう。
主人公の、彼女への恋文は胸を打つ。
その前に主人公はこっそり彼女を見にいき、美人ではなく太り気味の彼女にがっかりするものの、あの恋文をしたためたのだ。
なんて素晴らしい物語だろうか!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年7月11日
- 読了日 : 2017年7月9日
- 本棚登録日 : 2017年7月9日
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