ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所 (2012年7月19日発売)
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【Kindle Unlimited】
オマハの賢者とも呼ばれ、生きる伝説でもある投資家、ウォーレン・バフェットの生きざま、名言を綴った本書。
莫大な資産を持つ投資家からイメージされるような、いわゆるギラギラした欲と対象にある清廉な生き方。正しい努力をする勇気のある人、という印象を持ちました。

こういう本を読むことのメリットは何かというと、良質な言葉のシャワーを浴びられることなんじゃないかと思っています。
それを行動に移せてはじめて意味があるのかもしれませんが、そうでなくとも日々のモチベーションになるし、自分の行動を見直せるのでいいですね。

綴られている主張で特に心に刺さった言葉をいくつか。
・つねに前例ではなく、道理を重視した。
過去の業績がどんなにすばらしいものであっても、変化に何ら対応しないでいれば、待ち受けるのは破綻なのです。
・本当に重要なことだけを選んで、それ以外は「ノー」と断ることも大切だよ。
・正しい思考やふるまいは、習慣となるまで守り続けることで、成功の大きな力となるのだ。
・辛抱強さや冷静さは、知能指数よりも重要かもしれないと私は思っています。
・自分よりも優れた人間と付き合ったほうがいいというのを学んだ。そうすれば、こっちもちょっぴり向上する。自分よりもひどいやつらとつき合えば、そのうちにポールを滑り落ちてゆく。しごく単純な仕組みだよ。

さて、それから投資についても少し綴られています。
バフェットの投資は長期保有です。
以前ハザウェイの「株主への手紙」で「無期限でつき合っていこうと考える企業を部分的に所有しているのだという、明確なイメージを持っていただきたいのです」と綴っています。
私の投資スタンスも基本的には長期保有。
現状のように株価が高騰すると売ってしまおうかな・・・?となったりもしますが、そうだった自分のスタンスは長く応援したい企業とつき合っていくことだったとこの言葉を思い出すようにしています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・ビジネス
感想投稿日 : 2016年12月24日
読了日 : 2016年12月11日
本棚登録日 : 2016年12月11日

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