ファーナス/訣別の朝 [DVD]

監督 : スコット・クーパー 
出演 : クリスチャン・ベイル  ウディ・ハレルソン  ケイシー・アフレック  フォレスト・ウィテカー  ウィレム・デフォー  ゾーイ・サルダナ  サム・シェパード 
  • ポニーキャニオン
3.23
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  • (1)
本棚登録 : 49
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013156685

感想・レビュー・書評

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  •  製鉄所の兄弟。兄は交通事故を起こし刑務所へ。弟はイラクへ出兵。故郷に帰った二人だが、弟は働かず、裏ボクシングをしていた。弟は最後に大きい試合を望み。。。

     ビックリするほどの豪華キャスト。最後まで惹きつけられる。
     雰囲気はすごぶるいいのだけれど、ストーリーが一本道すぎたかな。

  • とにかくかわいそうな主人公。
    登場時は予想できなかった、強い弟。

    まだ何か起こるのではといういい緊張感ある雰囲気が飽きさせない。
    悲壮感たっぷりなのにおしゃれな演出。

    元彼女が去る姿を見る表情が最高。

    ラストもただ撃つ。それで納得させられる。

  • 衰退するアメリカ地方都市を舞台にした西部劇風の超ハードボイルドなヒューマンドラマ。これ以上望めないぐらい素晴らしい復讐劇。

  • アメリカの田舎は、
    本当にどうしょうもなく、
    生まれる場所は選べない悲しさが
    全体を包むのだが、
    愛がなさ過ぎて、どうしょうもない。
    ラスト前の展開がさすがに古くさい。

  • 2015/4/30 クリスチャン.ベールはやはり カッコよかった。バッドマンだから やはり悪人やっつけなきゃ !なんて心の中で思いながら(笑)でも
    思ってた内容と随分違ってたので、この映画構成どう判断したら良いのか?心を痛め 喧嘩にのめり込んでしまった悲しい弟だけど…兄弟仲は良くて 優しい兄貴が弟を殺されてしまった復讐ものになってたけど、悪役も最初のイメージと違い 最後は何だか 弱くイマイチだけど…ラストに「銃をおけ」と言われ一瞬聞いたような感じをみせながら、やはり 許せない相手に制裁を加えるところは良かった

  • しみじみした貧乏話かと思いきや、とんでもないバイオレンス映画でした。それにしても、ウィレム・デフォーさんが死ぬシーンは初めて見たかも。

  • ラストシーンのあの強くて気高さを漂わす表情にこの映画の全てが集約されていると感じます。
    自分のやりたい事もあったろうに、弟や父親のために自分を犠牲にしてきた男が全てを無くして、そしてその全てと決別する為に放った銃弾…一発目は怒りを纏いつつ弟の為に、二発目は冷静さの中にいながら、そして全てを解き放つ訣別の三発目…少々遣る瀬ない物語ではあるが、自分より弱い者を愛して守って生きていくという事は哀しさと気高さを併せ持っているんだって感じた。
    クリスチャンベール…本当いい役者さんですね。役の成り切り方が半端ないです。昔からいい作品を選んで出てるね。作品選びは重要です。

  • なんて豪華なキャスト!

    …で、しみったれたドラマをやります。

    いやね、そういうのを期待してる方にはいいんでしょうけど
    ツタヤのヤツが「ミステリー」と言い張る物だから。
    謎ドコー?

    主演のラッセルをクリスチャン・ベイル。
    製鉄所につとめ、仕事もせずにギャンブルばかりの
    弟ロドニー(ケイシー・アフレック<ベン・アフレックの弟)の
    借金をこっそり返してあげる良い兄ちゃん。

    この弟、数度のイラン派兵に参加しており、ちょっと病みかけです。

    そんなロドニーのギャンブルの世話をする胴元ペティがウィレム・デフォー。
    この人は裏社会の人だけど、基本的にはいい人。

    さらに父親は寝たきり。
    でも、かわいい彼女(ゾーイ・サルダナ:アバター&ガモーリアinGOD)がいるし、
    それなりに平穏な暮らしをしていたラッセル君。

    車を運転中に、突然横道から現れた車と衝突事故を起こしてしまう。
    相手の社内には、小さな子供のみ。
    坂道っぽいところでハンドブレーキ踏んでなかったのかな、的な事故ですが
    この子供が亡くなってしまい、哀れラッセル牢の中。

    刑務所にいる間に父は亡くなり、
    彼女は一度も面会にも来ないで彼の元を去り、
    弟は4回目のイラク派兵を経験。

    刑期を終えて出てきたラッセルを弟が迎えてくれるが、
    彼女は町の警官(フォレスト・ウィテカー)と付き合い、子を身ごもっていた。

    彼女には直接あって「ごめんね」「いいんだよ」とかいうシーンがありますが
    これ、結構な糞女じゃね?

    そして弟ロドニーは金のために地下格闘技(賭けファイト)に参加していた。
    ラッセルがやめるように諭すも、
    金はほしい、働きたくない、という素晴らしい理論武装?のロドニー。

    ま、戦争の後遺症で自分を痛めつけに行ってる節もあるようですが。

    最後に大勝負、ということでペティに頼みこみ、
    警察もなかなか手を出せない閉塞的な地域なもんで好き放題の
    キチガイ男、デグロート(ウディ・ハレルソン)が元締めをやっている
    危険な地域での地下格闘に参加して、なんだかんだでペティと一緒に殺害されてしまう。

    これをラッセルが追って鹿打ち銃で復讐。

    …という話。


    ぶっちゃけそれだけ。
    ラッセル君、良い事一つもなくて超気の毒。

    人生の悲哀みたいなのを感じればいいんですかねー。
    うーむ、そういうのは今求めてなかったのでちょっと残念。

  • 辛い生きにくい話を続けて観たので嫌になった。

  • 物語的にはシンプルな復讐譚だが、そこにはしっかりとアメリカの『今日性』が刻まれていた、それは現在アメリカの善良な愛国者がシャレにならないほど貧困化しているというという現実だ。

    主人公は真面目な労働者だが貧乏生活で、やがて職場も閉鎖となってしまう、弟はイラク帰りでPTSDを発して社会に適合できない穀潰し、そしてこの作品における『悪』は私腹を肥やすような『巨悪』では無く、貧困によって追いつめられ犯罪に手を染めるしか無かったヒルビリーと、貧困によって狂った最下層民同士が殺し合い、国家は傍観するだけで何も手を差し伸べてくれないという地獄絵図だ。

    『こんな時代もあったよな』と笑ってこの作品を観れる未来を信じて刻まれた爪痕のような作品だと僕は感じた。

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