最終巻です。
崇怜との戦いは終わりましたが、一人結蓮の秘密を知る崇怜の最後の悪あがきで、結蓮が龍宮に帰されてしまいました。
龍宮にいたのは、結蓮の母と父、祖母でしたけど、みな独特の性格を持っている方で、なんともいえません。
結蓮を追って、1年もかけて龍宮にたどり着いた季隆でしたけど、1年ぶりに結蓮に会った季隆がちょっと強引な感じがして、にやついちゃいました。未遂でしたけど、結蓮のあの一言がなかったらと、ちょっともったいなかったかなぁ。
龍王が結蓮と季隆を元の世界に戻してくれる条件でしたけど、時間の流れが違う二人を一緒に生きさせるために、真君の弟子だったっていう設定がここで生きてきます。確かに仙人になれば、結蓮のそばにはずっといてあげられるってことで。
元の世界に戻った二人のその後っていうのもちゃんとあって、いい感じのラストだったと思います。
気になったのは、真君と瑤花の過去話。
過去に二人に何があったのかも読んでみたいと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
角川ビーンズ文庫
- 感想投稿日 : 2013年5月4日
- 読了日 : 2013年5月4日
- 本棚登録日 : 2013年4月4日
みんなの感想をみる