桜嵐恋絵巻 ~半分の秘めごと~ (小学館ルルル文庫 み 1-10)

著者 :
  • 小学館 (2009年10月1日発売)
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本棚登録 : 239
感想 : 21
5

4巻目です。
3巻では父の左大臣が持ってきた縁談をぶっ壊しましたけど、今度は母の五の宮が縁談を持ってきました。母は父とは違って、やはり息子のことをよく知っていて、雅遠の先手を打って、ちゃっちゃと縁談を進めてきました。雅遠ピンチです。

でも、裏でちょこちょこ出てきていた、怪しい僧の話が、雅遠の縁談の話につながってて、そのピンチも見事切り抜け、よかったの一言です。

詞子の方も艶子が自分の出生の秘密を知り、もんもんとしている感じですが、艶子に遠慮して雅遠との結婚を承諾しない詞子が、どう気持ちの踏ん切りを付けるのかが気になります。

新キャラの女房早苗もきっちり詞子と雅遠の味方に収まり、最後にちょうどいい家も見つかったようなので、二人が一緒に暮らすようになる日も近いかもしれませんね。

それにしても、できのいい弟利雅になぜ縁談の話がないのか気になってましたが、まさか女性が苦手だとは・・・。家の女房相手には、兵部卿宮のような対応していたはずなんですが、初対面の女性には人見知りするんでしょうか?それを先に知っていたら、雅遠は父母に女性が怖いってふりしたのかしら。・・・似合わないですね(^^ゞ

次巻も楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ルルル文庫
感想投稿日 : 2011年1月8日
読了日 : 2010年12月11日
本棚登録日 : 2010年12月11日

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