宮野さんの作品は個性的で割と好きなんですけど、これはけっこう普通な感じ。まあ、ラキスヴァデリの性格は変人の方に寄っていますけど・・・。
嫌い嫌いも好きのうちっていうか、嫌っているラキスヴァデリに惹かれていってるエレインと、どうも最初からエレインに好意を持っているけど、それがうまく(?)エレインに伝わらないラキスヴァデリ。周りはラキスヴァデリの気持ちに気付いているのに、当の本人は気付いていない。そんな二人を周りの人と同じく温かい目で見ちゃいました。
後半、ラキスヴァデリへの気持ちに気付いたエレインが急に積極的になってキスをせがんだりしてるところとかは、ちょっとニヤニヤしちゃいました。
エレインが手紙を書いていた妹が実は死んでいたりするところとかは、宮野さんらしいなぁって思いました。
イラストはくまの柚子さんなので、かわいいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ルルル文庫
- 感想投稿日 : 2015年6月2日
- 読了日 : 2015年6月2日
- 本棚登録日 : 2015年6月2日
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