機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(2) (角川コミックス・エース)
- KADOKAWA (2014年1月10日発売)
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感想 : 3件
これまた1・2巻まとめてメモ
前作カイレポに劣らず、良かったです。ファーストガンダムの頃を振り返りながら、紡がれる物語。最後のカイの演説は、ガンダムのカタルシスを見事に表現していると感じました。ああ、ガンダムってこうだったよなあ、と懐かしさと共に、思いを新たにって感じ。
スレッガーやミハル等、辛い思い出にも触れられて。記録にすら残らない人たちがいたことを忘れてはいけない。
V作戦が実は囮作戦だった、とかね。そういやそんな話もあったなあ、なんて思い出したり。コアブロックシステムも当時は単純にカッコいいギミックとしか見ていなかったけど、パイロットサポートシステムだったとか、出来損ないの棺桶とか、いろんな裏話が面白い。
また、いろんなことを知っていくうちに、コロニーを落としたくなる気持ちもわかる、ってのがね、なんか、そうなんだろうなあ、としみじみ納得したり。
子供の頃に見たガンダムでは、やはりアムロとシャアがヒーローで、カイってひねくれ者のつまはじきみたいな感じで正直良い印象はなかったんだけど、こうやって外側から客観的に、的確に状況を捉えていたキャラだったんだあ、と今更ながら感心。すごく人間味あふれる人物だったんだなあ。
ガンダム好きにはたまらない、カイレポ,カイメモでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年5月4日
- 読了日 : 2015年4月27日
- 本棚登録日 : 2015年5月4日
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