R.P.G. (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2001年8月21日発売)
3.21
  • (260)
  • (798)
  • (2580)
  • (353)
  • (60)
本棚登録 : 10618
感想 : 844
3

 えーっと……すごい、の一言でした。

 うん。途中で確かに犯人はわかったんだけれども……いやまぁ、大分うすうす感づいてたんだが……。
 でもさ、でも。
 これって、犯人分かってからの方が面白い話なのかもしれない。
 最後の最後のオチは申し訳ないけれど、私は分からなかった……。
 でも、母ならすぐにわかったような気がする。それがいいことなのか、悪い子となのかは分からないけれど……(苦笑)

 なんかでも、とってもフェアじゃない読み物だったような気はしました。
 なんかね、推理小説の基本をまるっと無視してるような気がするの。
 でも、それがすごい。

 読み応えはものすごくあったよ。
 最初は何だこれ、おもしろくない小説だな……とか、ちょっと思ってしまったのだけれど(爆)
 この本って割と最初が肝心かも……。
 最初ちょっと舞台が前後するのと、不思議なメールなのか書き込みなのかよくわからないものが書いてあって、それが理解できなくてつらくなるから(苦笑)先まで読んでいけば分かるんですが、分からない間がつらいかな。
 そこさえのりこえれば、面白く読めます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(日本)
感想投稿日 : 2016年1月28日
読了日 : 2006年4月6日
本棚登録日 : 2016年1月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする