この作者さんの絵が大好きで、買いました。
でも、買ったのは随分昔。
物語は、人形師の娘の女の子が、人形師である父が殺され、その傍らで見つけられたことから始まる。
実はその女の子は、人形師が殺された時に右腕を奪われ、その失った右腕の代わりに人形の腕を取り付けられていた。
しかし、その人形師は少し特殊な能力を持っていて……という感じの話でした。
とても中二病テイストのコミックですが、設定も好みだし、絵も好みだし……で、あまり問題はないのですが、この一冊で完結しているのであまり物語に深みがないなあ……というのが残念。
例えば、女の子の右腕の秘密だってもう少し引っ張ってもよかったし、誰が女の子の右腕を奪って父親を殺したのか、だってもうちょっと引っ張れたかなあ……と思います。
ただ、引っ張りすぎてもいろいろ設定盛りすぎて、結局何が言いたいのかわからない! ということになる可能性はゼロではないので、これはこれでよかったのかもしれない……とも思っています。
というわけで、この評価です。
こんなに素敵な絵を描く作者サンなので、もう少し物語を作れる地力がついてくれればなあ……と思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミックス(その他)
- 感想投稿日 : 2016年1月2日
- 読了日 : 2016年1月1日
- 本棚登録日 : 2016年1月5日
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