彼氏彼女の事情 8 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (1999年9月1日発売)
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本棚登録 : 1032
感想 : 18
3

【※コミックス注意】

 今回の表紙は十波くん。
 そして、表紙の通り、全体的な物語の中では十波くんが主役のような形でした。
 十波くんは、宮沢に近づき過ぎて、大好きな有馬に嫌われてしまう。
 そして、有馬の本当の中にあるものの存在にうっすら気付く。けれど、どうして宮沢がそんなに大事なのか、そこまではまだわからない。
 そうこうしているうちに、自分が椿に抱いている気持ちが恋だと気付いて、椿からも「お前のことが好きだ」と言われて両想いに……。
 でも、自由な椿はなかなか、十波の手には収まってくれなくて結局はダメになってしまう……というのがメインですね。

 その一方で、文化祭の準備が始まったり、文化祭前日に台風が来て、流れで有馬が宮沢の家に泊まることになったり……。
 でも、有馬に少しずつ近づいている黒い影はどんどん有馬を飲み込んで……そんな話でした。

 ある種の最凶カップルが出来上がるまでのお話ですね。
 まあ椿に恋人が出来るのはなんとなく意外なんですけど、でもそれもそれでいいよなあ……と思います。
 にしても、進学校でこれだけ変わり者の人材が揃っているのは面白い。
 でも、進学校だからなのか……。
 その辺りはわかりませんが、楽しいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミックス(少女)
感想投稿日 : 2014年10月13日
読了日 : 2014年10月10日
本棚登録日 : 2014年10月13日

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