神珠恋伝―貴公子と海賊 (白泉社花丸文庫 た 3-8)

著者 :
  • 白泉社 (2011年3月18日発売)
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本棚登録 : 21
感想 : 2
3

 病に伏した甥のために、雅直は三つ揃えれば一つだけなんでも願いが叶うという伝説の秘宝を探す旅に出た。
 雅直は、その旅の途中に、とんでもなく不遜で失礼な海賊男・義久に出会う。
 義久は、「男なのはわかっているんだがな。惚れたかも」と雅直を口説いてくる。
 時折、真剣な目で見つめらるかと思うと、薄っぺらな言葉で口説いたり……そんな義久の言葉を雅直は受け入れられずにいるが……

 というような話。
 雅直は、良家の子息で、プライドも高くて頭もいい。
 そんな簡単に、義久の言葉に流されたりもしないし、生半可な覚悟で男に身を任せたりもしない。
 とてもかっこいい男だったんですが……

 すべてがそれなりに解決して、最後にめでたく二人も結ばれるんですが、それから先の雅直のデレ具合がひどい。(いい意味でも悪い意味でも)
 あー……あんなにツンツンしてたのに……とちょっと残念になってしまうぐらい。
 いやまぁ、BLの基本は、ラブラブ! だとも思っているので、それはそれでいいんですけど。
 なんていうか、プライドあってそう簡単に押し倒されたりしない雰囲気が好きだったりするだけ、ちょっともったいないなー……と思ったりもしました。
 後、もう一つはどっちも攻めっぽいので、どちからは受けっぽい方が好きな方には向かないかもしれません。
 まぁ、もともと、どっちも攻めだったので仕方がないと思いますが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(BL)
感想投稿日 : 2011年11月23日
読了日 : 2011年11月23日
本棚登録日 : 2011年11月23日

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