公式のあらすじのところに「監禁愛」って思い切り書いてあるけど「監禁愛」ってほど監禁してません。
全編通して、監禁されてた部分が書かれてたのってほんのちょっとだけなので、そういうのが読みたい方にはまったくもってオススメしません。
考古学を学ぶ咲也は、大学の遺跡調査でアラブにやってきていた。
その途中で調査隊とはぐれた咲也は、探しに来てくれた大学の先輩である忍とともに、滝壺に落ち、幻の砂漠の都ファルスへと迷い込む。
滝壺に落ちた際に、忍ともはぐれた咲也は、白馬にまたがる金髪の男に「美しき獲物」として狩られてしまう。
咲也を狩った男は、このファルスの王子・アレックスだった。
あっという間に、婚姻の儀まで行われてしまった咲也は、アレックスの妃にされて後宮で過ごす事になる。
自分だけを見てくれることのないアレックスが嫌で逃走を図った咲也だが、支配欲を強めた王子に捕まって監禁され――!?
というような話でしたが。
それよりも何よりも、この話はノリと勢いが命だと思うので、細かいこととかつっこんじゃいけない。
だって、つっこみ始めたら。
11Pだとか9Pだとか、やられて怒ってた話は結局うやむやのうちに解決したのか!? とか。
いくら「高貴な旅人」とはいえ、男と結婚して大丈夫なの? 世継ぎは?? とか。
王子の一人が、神殿の巫女で娼婦に勝手にさせられてていいのか!? とか。
本当、つっこみ始めたらキリがないので、止める。
矛盾だらけだけど、勢いでさくっと読める小説をお好みの人はいいと思います。
- 感想投稿日 : 2011年10月15日
- 読了日 : 2011年9月5日
- 本棚登録日 : 2011年10月15日
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